咳も中医学では状態により咳漱・喘・哮とさらに詳しく分けていますが、喘・哮の共通した症状の一つに「不能平臥」(横になって寝られない)というのがあります。
別に重症ででてくる症状ではありませんが、夜眠れないのはつらいですね。
「不能平臥」が起こる原因はいろいろですが、一番わかりやすいものをご紹介します。
「肺寒」・・・肺が冷えている状態です。胸が冷えているという自覚はないでしょうが、鼻水や痰がサラサラしていることが多いです。冷えが咳を誘発しますから、寒い北風にあたると咳き込む、寝室が寒いなど心当たりはないでしょうか?
肺の状態を温めてくれる漢方薬「小青竜湯」を使い、寝室も暖かくしましょう。
青竜は水をコントロールする動物です。雨や嵐は青竜の仕業です。でもまだ小さい
竜なのでさらさらした鼻水、痰くらいしかコントロールできないのですね。