問56 天花粉の適応症でないのはどれか?
A 熱病傷津(○)微甘+寒=生津 潤肺燥
B 肺熱咳嗽(○)帰肺・胃経=清泄肺熱
C 湿熱黄疸(×)
D 癰腫瘡瘍(○)清熱瀉火・排腫散膿
E 瘀血腫痛(○)活血作用=打撲の腫痛に桃仁、紅花など活血化瘀薬と配合
[解答]C
問57清肝火、散鬱結、降血圧の効能がある薬はどれか?
A 竜胆草
B 青葙子
C 谷精草
D 決明子
E 夏枯草
[解答]E
清熱瀉火薬で効能にばっちり[清肝火]と書いてあるのは夏枯草だけ。
散鬱結とは肝気鬱結とは違うよ。痰火により形成された瘰癧や癭瘤のようなシコリ。患部に軟膏にして塗布→問58
清肝火作用で現代では肝熱や陽亢証の高血圧治療に使っている。血圧なんて現代医学的な症候がそのまま効能になっているのも面白いね。
問59 清肝明目、潤腸通便の効能をもつ薬はどれか?
A 枸杞子
B 柏子仁
C 決明子
D 女貞子
E 沙苑子
[解答]C
明目作用ある薬:枸杞子、決明子、女貞子、沙苑子
潤腸作用のある薬:柏子仁、決明子
植物の種子には油分が多く含まれており潤腸作用がある。仁とか子が付く薬。
決明子は健康茶、ハブ茶として飲まれているよね。