漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

2019-07-06から1日間の記事一覧

夏の漢方薬の感冒薬

中医学の掟 因人因地因時制宜 これが漢方の掟である 人の体質、年齢、性別 地理的条件、気候条件、その土地の生活習慣 季節の気候以上の条件により同じカゼでも使うべき処方は異なってくるのです。 日本ではポピュラーな葛根湯ですが、今から1900年も前…

国際中医師試験解説(中薬学)20

[温裏薬] 温散裏寒して裏寒証を治療する薬物(補陽薬とちゃんと区別して!) 性味は辛熱で温暖中焦、健運脾胃、散寒止痛作用あり。助陽、回陽作用ある薬物もあり。 問131 亡陽欲脱、脈微欲絶の治療に選ぶべき薬物はどれか? A 沈香 B 附子 C 小茴香 D …