漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

考えがまとまらない

 気が付くと同じことを何度も考えていることがあります。

 ともすると寝る時まで引きずってしまい布団のなかであれやこれや頭に浮かんでしまい眠れなくなってしまうこともあります。

 なんと脳は骨格筋と同じくらいエネルギーを消耗する臓器なので睡眠時間中にも脳が働いているとかなりエネルギーが使われてしまい、
寝ても疲れがとれない状態になります。結果として日中は頭が冴えなく眠気がとれません。

 このような状態では人の話が理解できなくなったり、うっかりミスが多くなったりして産業効率が大きく減少します。脳を休ませる方法は「睡眠」しかありませんが、宋代、考えすぎによる物忘れ、動悸が止まらなくなる症状に帰脾湯(きひとう)が作られました。脳の栄養になる血液を増やし脳の疲労を取り去る処方です。
多くの医者が処方していくなかで不眠にも使われるようになりました。

 日中の思考能力低下や体のだるさを睡眠負債といいます。

 昼の眠気やいつも同じことを無意識に考えているのは 夜の睡眠の質の悪さが原因です。

 一度ぐっすり寝て脳をリセットするのがいいでしょう。

日本は世界で1番睡眠時間の短い国です。考えすぎによる寝れないに注意しましょう。

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