中医学の教科書「中医学演習」を作成中なんで、臓腑生理のところでも肺臓を解説しています
肺にはたくさんの毛細管が集まっているという解剖学的な意味、その毛細血管は心臓と繋がり
肺が取り入れた酸素を血液が全身に行き渡せるという生理学的な意味の2つがあります。
朝とは朝礼とか朝廷の、集まる、向かうという意味です。
肺の呼吸運動がなければ心臓は血液を伸びやかに運ぶことができません。
だから肺炎に成ると血液は滞り瘀血になります。これが脳や心臓で梗塞を起こすのです。
前のブログにも書きましたが、心肺に疾患がある人はこうした意味でハイリスクです。
記事では若い人とありますが、病気ではないが血液の流れが良くない体の人が多くいた
のだと思います。
僕のやっているIP中医学講座でこの間講義したのですが、疲労、不規則な生活、緊張、
睡眠不足、運動不足で血の流れは悪くなるのです。ただ痛みもないので気が付かないだけです。
画像はもう瘀血が形成されてしまった人の舌です。ところどころ黒くなっています。
しかしこうなる前から徐々に血の流れは悪くなっているのです。
中医学では活血化瘀と言う方法で治療します。ご心配な方はご相談ください。