中医学ではよく動物生薬を使用しますが、毒蛇もよく使います。毒を以って毒を制すですね。
毒と言えば蠍もそうです。どちらも体の中のどこへでも入っていくイメージがあり他の生薬が入れそうもない細い小さなところまでもぐりこんでいきます。
捜風解毒と言いすが捜とは捜索のこと。蛇は相棒の蠍と一緒に体の隅に潜り込んでしまった邪気を潜り込んでいって捕まえてしまいます。
この作用を利用してなかなか治らない麻痺に使いますので、脳梗塞後遺症による半身不随に使えますね。その他痺れや痛みにも使えます。
脳の詰まりのような細い箇所にも入ってしまいますので精神的抑うつにもいいと思います。
ただ強烈ですので体を保護する生薬と一緒に使います。