漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

高齢出産 元気な赤ちゃん生みたいですよね 胎児から見た漢方薬

腎精、楽ありゃ苦もあるさ。

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男女とも腎には「精」という生命エネルギーを持っています。この精は生命活動を維持していくために使われていきますが、日常のストレスやハードワーク、睡眠不足、病気などで加速して減っていきます。

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腎の精は30歳くらいでピークになりその後減少していきます。

精は腎に蓄えられので「腎精」と言われるのですが、女の子は14歳、男の子は18歳になる頃には生殖ができるようになります。この数字は中国最古の医学書「黄帝内経」に記載されたものです。もちろん個人差はあるのですが、今でも十分通用する目安です。

40代になりますと男女とも精は減っていて生殖能力も弱くなります。そのためホルモンを足して体外、顕微などの助けが必要になるのです。

中医学では腎精を足す漢方薬を使って妊娠力を上げていきます。
現代医学の性ホルモンは中医学の腎精と似ています。でも1つ違う点があります。腎精は生命エネルギーなんです。母体が腎精を補充しているとそれは胎児にも入っていきます。そのためお腹の中でもすくすく育ちます。この時期は妊婦はストレスのない平和な時間を過ごしていたほうがいいですね。心を穏やかに持っていてください。ストレスや驚きは胎児の気の流れを乱します。これは多動の原因になります。

お母さんが心の安定を意識してくれていれば、丈夫で立派な骨格を持った肌のキレイな赤ちゃんが生まれるでしょう。
よく生まれた赤ちゃんを薬局に連れてきてくれますが、もう3歳になる子たちが増えてきました。多分東大に入るね、と僕は言いますが冗談ではなく腎精をたくさんもらって生まれた子は脳の発達が早いのです。(中医学理論では)

妊娠や胎教に良い腎を強める音楽曲をあげておきます。

【中醫音樂】music therapy in chinese medicine :漢宮秋月 2019 中醫養生音樂 五音治療 中醫五行

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