今週のお題「残暑を乗り切る」
「脱水しないように水分を摂ってくださいね」
夏の間 よく聞かれる言葉です。
しかしこの言葉を真に受けて冷たいものを飲みすぎれば「胃」は冷えてしまう上、多量の水は胃の消化能力をオーバーしてしまい胃袋に水が溜まったままになってしまいます。
そうなるとお腹が張り身体が重だるくなります。これを夏バテと勘違いしている場合が多いです。
この状態でクーラーの冷気に中たればそれが引き金になり、お腹は大爆発、下痢になります。
水分を摂ってくださいねの意味は、汗をかくと身体の水分が減るので、ということですが、水だけではなく電解質(塩分やカリウム)も減ってしまいます。
故に電解質のあまり入っていない水やお茶、ジュースを飲むと体の中の電解質はどんどん薄まってしまいます。そうなると水分と電解質のバランスを取るため利尿が促されてしまい脱水予防に効果が出ません。
そのため、スポーツ飲料を飲む人がいますが、あれは運動をした人用であり、糖分が気になります。脱水の予防にはあまり適しません。
またスポーツ飲料は電解質の量は少なめで海外のガイドラインでは脱水予防では経口補水液を推奨しています。
今日は薬剤師会おすすめの経口補水液の作り方をご紹介しましょう。
《基本的な作り方》
水 1リットル
塩 3グラム(小さじ1/2)
砂糖 40グラム(大さじ4と1/2)
簡単ですね! でも美味しくないのでさらにレモンやグレープフルーツ果汁で割ればクエン酸効果も期待できに吸収効果を高められて飲みやすくなります。(氷は入れないでください。冷やしすぎ)
※ 1リットルは高齢者が1日に飲む目安です。
僕は生脉散(麦味参顆粒)を溶かして気(エネルギー)の補給もしています。