風が強いですね
春節も過ぎ、陽気が上がってきて「気」が流れ始めました。
今まで淀んでいた気が一気に流れ出し強風になりました。やがて気の流れも調節されて穏やかな春風になるでしょう。
気には推動作用があり生命が成長し始めます。木は芽を吹きますし、今年の啓蟄は3月5日ですが、冬眠から醒めた虫が土から出てきます。
文字通り「推動」は押し動かすという意味ですので、気が流れ、風になるのです。
自然界ではそのようですが、人間の身体の中でも気が流れ始めます。
最初は気の流れについていけなくてイライラしたり、気分が落ち込んだりします。
身体の気に流れを調節してくれるのは《和剤局方》収載の「逍遥散」です。
逍遥の逍は消の意味、遥は揺らすの意味。身体の気の流れが自然界についていけなくて詰まってしまっている状態を揺らして消してくれます。
またもともと気がない人は憂鬱、ため息が多くなりますが、刺五加(シゴカ)を使います。これは別名、エゾウコギといいウコギ科です。ウコギ科で有名な薬物は人参です。
身体の気の流れを調節するには、朝早く起きて散歩すること。できれば木の多い公園や緑道。歩くことで気が流れ、緑の気がもらえます。木の幹にに抱き着くのもいい。
頭を櫛ではなくブラシで刺激するのも、頭の気の流れを良くします。
金魚運動もいいですよ。