漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

ペットの漢方

ペットは家族の一員です。病気になると大変心配です。

私もニャジラがカゼでご飯を食べなくなりフラフラに痩せていくのが心配で獣医さんに連れて行きましたが

点滴をすると元気になるのですが食べないのでフラフラにまたなってしまいます。ニャジラという名前の

通り凶暴でクリニックでも暴れるし薬を飲ませるのも一苦労でした。結局肺がんで亡くなりましたが

その時の経験から、なるべく飲ませやすい(剤形、味)ものを選ばなければならないと思いました。

しかし漢方薬は顆粒で苦い物が多く困っていました。

もう一つ考えなければいけないのはペットの病態です。

病気では単に補う漢方薬を選べばよいよ云う訳にはいきません。体のメカニズムは複雑で血や体液が停留してしまっていて

これらを排除しなければなりません。体力を補い溜まった邪気は排除する、これを扶正去邪(ふせいきょじゃ)と言います。

特に高齢のペットでは老化で体力が低下しており、邪気(血や体液の停留)炎症を排除できない病態なので

その点を考慮しなければなりません。

野生紫霊芝(小林漢方)は補と瀉が同時にできる処方になっており苦くない粒なので飲ませやすいと思います。

当事務所でお祀りしている三面猫(左)です。オンロキャロキャキャラヤソワカ。

ペット漢方でお出でのお方様はお参りください。