[止血薬]
問173 活血療傷と止血の効能を有する薬はどれか?
A 乳香
B 没薬
C 茜草
D 蒲黄
E 三七
[解答]E 三七
茜草や蒲黄も化瘀止血薬だけど、定痛の効能があるのは三七だけ。古代では戦の刀傷にも使われていたんだね。
問174 涼血止血と祛瘀の効能を有する薬はどれか?
A 茜草=化瘀止血薬
B 白及=収斂止血薬
C 地楡=涼血止血薬
D 槐角=涼血止血薬
E 白茅根=涼血止血薬
[解答]A
すべて寒性。化瘀の効能があるのは茜草だけ。
問175 温経止血の効能を有するのはどれか?
A 白及
B 艾草
C 槐花
D 茜草
E 小薊
[解答]B
虚寒性出血病証に用いる。(崩漏、月経過多、炭にすると止血作用増強)⇒問176
問177 肺胃の出血を主治する薬はどれか?
A 三七
B 茜草
C 蒲黄
D 白及
E 小薊
[解答]D
白及は粘々していて胃の潰瘍部位に付着する。マーロックスみたいだね。肺結核による出血にも以前は使った。結核菌を抑制するさようもあるのだ。
問178 植物の花粉を用いて薬にするのはどれか?
[解答]D いなばの白兎も使いました。まさか天花粉選ばなかったよね?
問179 生では活血、炒めると止血の作用がある薬はどれか?
A 側柏葉
B 大薊
C 蒲黄
D 血余炭
E 艾草
[解答]C
炭にすると収斂で止血作用強くなる。生だと活血+止血で「止血不留瘀」。
問180 血尿の治療に優れている薬はどれか?
[解答]B 小薊=血淋の代表方剤 小薊飲子 広く熱邪による出血に使えるが利尿通淋作用もある。大薊より小薊のほうが強い。
問181 涼血止血と潤腸の効能
[解答]A 槐角=マメ科エンジュの成熟果実。果実で潤腸作用あり。痔に適している。