七情学説
怒りすぎ=気が逆上する
怒りは、抑制された心と考えたほうがいいですね。自分の思い通りにならない、我慢している、緊張など押さえつけられた感情も「怒り」に入れてください。
怒り、抑制、緊張は体の中の気の流れを滞らせ、やがて爆発して上にあがります。
毎度おなじみ肝臓の経絡ですが、この線に沿って気の滞りが起こり、その部分が張ってきます。
側頭部の張った痛み、脇の張った痛み、乳房の張った痛み・・・これらはゲップやおならで楽になりますがすぐ気は溜まってしまいます。
やがて、溜まった気は爆発して頭部に上がります。耳鳴り、目の痛み、眩暈、ひどい時は卒倒します。
感情的にはイライラして怒りやすくなります。逆に抑うつしてよくため息をつくこともあります。
情志が思うように実現できないときには・・・・開襟して笑って話し合えば解す。《臨証指南医案》清代、葉天士
清朝の高官は長い間憂鬱症でしたが、医師は診察した際「生理が何ヶ月来てないか」と訪ねました。それを聞いた途端高官は大笑いをし、以来、そのことを思い出すたびに大笑いし、憂鬱な気分はすっかり治ってしまいました。
まえのブログで書いたうつ病の彼女ですが、子供の頃大好きだったディズニーランドに行くようになってから症状は改善し食欲も出てきました。
気の流れが悪くなった時はこうした楽しみをうまく利用して気が流れるようにするといいですね。
ある会社の社長は、週末は、携帯を置いて、温泉に行くそうですが、普段緊張する職場などにいる人は、うまくそうした解消法をみつけるといいと思います。
こうした自己調節法の他に、大事なのは生活のリズムです。睡眠不足は絶対にいけません。睡眠不足は肝臓の血液を減らし気の流れは悪くなります。
徹夜が続くとナーバスな気持ちになることってありませんか? 怒りは肝臓の気の流れを悪くしますが、逆に肝臓の血液不足は
イライラする感情を生んでしまいます。
11時には寝るようにするべきです。しかもキレイなベッドで。
五音療法では肝臓の気の流れを良くする音楽を夕方15分聴いてください。
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