人の心は身体の生理活動、病理活動と密接に関係しています
人間の過度な感情はストレスになり身体を病気にするばかりか、正気を虚弱させてカゼなどを引きやすくさせます。
やはり精神の修養は大切で、気持ちが伸びやかであればこころは楽しくなり安定します。《黄帝内経素問》では「恬淡虚無なれば、真気に従い、精神内に守らば、病いずくんぞ従い来らん」と言っています。恬淡虚無は「てんたんきょむ」と読みますが、道教の根本思想で私心なく物事にこだわらずあっさりしていることを意味します。「恬淡」とは物に執着せず心安らかであること。 「虚」とは虚はつきぬけて空っぽであること。「無」も同じ意味です。
恬淡虚無なんて道教の修行しなきゃできない、と思わないでください。心を安定させる方法で簡単なのは「整理整頓」することです。キレイな気はこころを安定させます。中国には風水という考え方がりますが、別に金魚を飼ったり、トイレにサボテン置いたり、財布を黄色にするのばかりが風水ではありません。風水の基本は整理整頓です。
断捨離が少し前に流行りましたが、ごちゃごちゃ汚い環境では好い気は生まれず身体によい環境を与えられません。僕は断捨離は風水の第一歩だと思います。不要なものを処分した後どのように物を置いていくか、これが風水です。
風水ではありませんが、周りの気の状態を良くするのにおすすめの本は、気がつくと机がごちゃごちゃになっている人向きです。机の上を整理するだけで仕事の能率が上がり心も気持ちよくなります。
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