蜜柑
漢方では蜜柑の皮を干して色が赤茶色になったものを「陳皮(チンピ)」といい使います。
胃腸の働きを助けるので様々な漢方薬の中に入っていますね。七味唐辛子の中にも入っています。
食欲がでてきます。
果実の方は水分が多く漢方薬としては使いませんが、体を温める作用があります。
今現在流通している蜜柑は品種改良してあるので甘味が強いです。これは体に溜まりやすい味で体を熱くしてしまいます。
カゼの高熱が出ているときに、ビタミンCが消耗されるからと蜜柑をたくさん食べる人がいますがこれは駄目です。
熱が下がらなくなってしまいます。
同じように、冷え性の人で体を温める漢方薬を飲んでいる場合、カゼの間は、ストップです。
また、仕事が忙しく疲れて飲んでしまう高価なドリンク剤。多くは温める生薬が入っています。
温まると人はその時は元気になります。でもこの元気はビールの泡みたいな一時的なものなんですけどね。
300円程度の安いドリンクはカフェインとかビタミンなんで構いませんが、マムシとか入っているのは
止めたほうがいいと思います。