寒と熱
病気には寒象と熱象があり、それに対応して薬にも熱性と寒性があります。
寒象の病気には熱性薬物、熱象の病気には寒性薬物を使います。
もしこれを間違えると病気は悪化します。
本日、講義中に鼻をくすんくすんやっている研修生がいました。
舌を見てみると、舌の先が赤いです。
舌の先は肺ですから、肺に熱があると診断ができます。
辛くなってきたので小青竜湯をもらって飲んでましたが
講義中、段々と悪化してきました。小青竜湯は肺を温めますね。
飲む前に言ってくださいと言われましたが、こうして体験して寒熱弁証の大切さを
実感してほしいです。