漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

春風の季節 花粉症と結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こす病気です。

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花粉で目が痒くなって眼科に行くとステロイドの点眼と、抗アレルギー剤の点眼が処方されます。

以前はよく「インタール」が出ていたけど今はどうなんだろう? 

花粉症で鼻水が止まらなくて耳鼻科に行くとやはり抗アレルギー剤の内服や点鼻が処方されます。

基本、目も鼻も同じ成分が出てきますが

漢方ではどうでしょうか?

鼻水は多くは水様性のサラサラした状態です。これは中医の六邪のうち、風寒邪の仕業です。

風は急に吹き上に物を舞い上げます。だから急に頭部に発病します。寒は分泌物は水様性です。

玉屏風散や小青竜湯を使い温めます。

青竜は水をコントロールします。まだ小さいから水様性の鼻水や痰くらいしか治せません。

目のかゆみは多くは充血して熱感を伴います。これは風熱邪の仕業です。

銀翹散を使い患部を冷やして治します。

では、鼻水、目のかゆみがともにある場合にはどうしましょうか?

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