アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こす病気です。
花粉で目が痒くなって眼科に行くとステロイドの点眼と、抗アレルギー剤の点眼が処方されます。
以前はよく「インタール」が出ていたけど今はどうなんだろう?
花粉症で鼻水が止まらなくて耳鼻科に行くとやはり抗アレルギー剤の内服や点鼻が処方されます。
基本、目も鼻も同じ成分が出てきますが
漢方ではどうでしょうか?
鼻水は多くは水様性のサラサラした状態です。これは中医の六邪のうち、風寒邪の仕業です。
風は急に吹き上に物を舞い上げます。だから急に頭部に発病します。寒は分泌物は水様性です。
玉屏風散や小青竜湯を使い温めます。
青竜は水をコントロールします。まだ小さいから水様性の鼻水や痰くらいしか治せません。
目のかゆみは多くは充血して熱感を伴います。これは風熱邪の仕業です。
銀翹散を使い患部を冷やして治します。
では、鼻水、目のかゆみがともにある場合にはどうしましょうか?