大学の可愛い後輩がインフルエンザ陽性ということで
来るな・触るな・息吐くな (基本は隔離です)
清代になり伝染性の強い温熱病に対する治療法が陳無択や呉鞠通により確立されました。
この伝染性の強い温熱病の中にインフルエンザは含まれます。
呉鞠通の書いた「温病条弁」では、最初に使うのは「銀翹散(ぎんぎょうさん)」です。
ところがインフルエンザは進行が早いのですぐに次の段階に進んでしまいます。
この段階では銀翹白虎湯(白虎湯+金銀花、連翹)を使いますが、日本では製剤がないので銀翹散+白虎加人参湯を使いましょうか?
温病初期=衛分証=高熱・すこし悪寒 頭痛・口渇・咳・咽喉腫痛
次の段階=気分証=もっと高熱・熱を嫌がる・汗が出る・心煩・激しい口渇(冷たいものがほしい)・尿の色が濃い
後輩はゾフルーザが2錠処方されました。デブは4錠なのに着痩せしてみえたのでしょう。
こうして後輩は会社最終日は出勤停止ということで令和元年の幕を降ろすことになりました。