細辛は細心に注意
中薬学の講義で僕が使う言葉です。ウマノスズクサ科は腎障害を起こしやすいアリストロキア酸を含むのですが、細辛の場合、根や根茎などアリストロキア酸を含んでいない部位を使用するのでその点は大丈夫で、花粉症に使う小青竜湯、麻黄附子細辛湯にも入っています。
ただ昔から量は「半銭匙を超えてはならない」と言われているので注意しています。
舐めるとピリッとするので根が細くて辛い、という名前がつきました。
解表薬で、外からの邪気を取り払う作用のほか、鼻腔のつまりを通す作用に優れています。
辟瘟香囊で使う生薬は精油成分が多いので空気中でよく匂います。
一ヶ月前に作ったものでにおわなくなったのをアロマポットで焚いてみました。
香ばしい香りが部屋に広がりました。